研究情報
基礎研究
マウスにおける腸管免疫の活性効果
Activation of CD1d-independent NK1.1+Tcells in the large intestine by Lactobacilli
新潟大学大学院 教授 安保 徹 先生
Immunology Letters 102 ( 2006 ) 74 – 78
『乳酸菌生成エキス』による腸管免疫活性効果を、『乳酸菌生成エキス』のマウスへの経口投与によって検討した。
その結果、『乳酸菌生成エキス』を1週間経口摂取したマウスでは、小腸・大腸におけるIEL、NK1.1+T細胞、IFN-γ、Th1/Th2値が、著しく増加した。一方で、IL-4の血清レベルは変化がなかった(Fig.1〜4.)。以上から、『乳酸菌生成エキス』が、消化管の粘膜免疫において免疫増強作用と免疫バランスの調整作用の機能性があることを示唆している。
その結果、『乳酸菌生成エキス』を1週間経口摂取したマウスでは、小腸・大腸におけるIEL、NK1.1+T細胞、IFN-γ、Th1/Th2値が、著しく増加した。一方で、IL-4の血清レベルは変化がなかった(Fig.1〜4.)。以上から、『乳酸菌生成エキス』が、消化管の粘膜免疫において免疫増強作用と免疫バランスの調整作用の機能性があることを示唆している。
キーワード > 基礎、in vivo、免疫、腸管免疫、リンパ球、NKT細胞、
マウスにおける大腸ガン発癌抑制効果
The tumor-preventing effect of amixture of several lactic acid bacteria on 1,2-dimethylhydrazine-induced colon carcinogenesis in mice
レオロジー機能食品研究所・九州大学健康科学センター 藤野 武彦 先生
Oncology reports 8 : 1073 – 1078, 2001
『乳酸菌生成エキス』投与による大腸ガン発癌における影響を、ジメチルヒドラジンの注射により大腸ガンを発生させたマウスを用いて検討した。その結果、『乳酸菌生成エキス』投与群は、非投与群に比べ、大腸腺腫、大腸ガンの発生率、腫瘍数が顕著に抑制された。『乳酸菌生成エキス』に含まれる乳酸菌菌体成分がアポトーシスを誘発し、前ガン状態である腺腫を抑制することにより、発癌率を低下させたと考えられる。
キーワード > 基礎、in vivo、大腸ガン、腫瘍、腺腫
乳酸菌生成エキスのニトロ化合物およびアゾ化合物関連酵素活性の抑制効果
東京農業大学畜産学科畜産物利用学研究室 古川 徳先生
乳酸菌生成エキス投与による大腸がん誘発関連酵素の抑制効果を検討した。
その結果、『乳酸菌生成エキス』を経口投与したマウスは、対照区と比較して、糞便中の悪玉酵素(ニトロリダクターゼ・アゾリダクターゼ)の活性を低減する効果があることが認められた。
以上から、『乳酸菌生成エキス』の摂取は腸内環境の改善に有効であると示唆している。
その結果、『乳酸菌生成エキス』を経口投与したマウスは、対照区と比較して、糞便中の悪玉酵素(ニトロリダクターゼ・アゾリダクターゼ)の活性を低減する効果があることが認められた。
以上から、『乳酸菌生成エキス』の摂取は腸内環境の改善に有効であると示唆している。
キーワード > 基礎、in vivo、腸内環境、大腸がん、ニトロリダクターゼ
腫瘍モデルマウスにおける乳酸菌生成エキスのNK細胞活性促進効果
東京農業大学畜産学科畜産物利用学研究室 古川 徳先生
腫瘍モデルマウスにおける乳酸菌生成エキスのNK細胞活性促進効果をINT方により検討した。
その結果、Normal miceのNK細胞活性は、『乳酸菌生成エキス』を経口投与しても変化が認められないのに対し、B-17黒色腫を移植した胆ガンマウスでは、コントロール群に比べて有意にNK細胞活性が亢進されることを認めた。
以上から、『乳酸菌生成エキス』が、NK細胞の活性を促すだけでなく、免疫調節機能も有していることを示唆している。
その結果、Normal miceのNK細胞活性は、『乳酸菌生成エキス』を経口投与しても変化が認められないのに対し、B-17黒色腫を移植した胆ガンマウスでは、コントロール群に比べて有意にNK細胞活性が亢進されることを認めた。
以上から、『乳酸菌生成エキス』が、NK細胞の活性を促すだけでなく、免疫調節機能も有していることを示唆している。
キーワード > 基礎、in vivo、免疫、免疫調整、NK細胞、腫瘍
老齢マウスにおける乳酸菌生成エキスの腸管免疫活性促進効果
(株)レオロジー機能食品研究所 灘 修身 先生
老齢マウスにおける乳酸菌生成エキスの腸管免疫活性促進効果を調査するため、『乳酸菌生成エキス』投与マウスと非投与マウスのパイエル板を比較した。その結果、『乳酸菌生成エキス』投与マウスでは、CD陽性T細胞の活性化像と、B細胞の分裂・増殖像が確認され、パイエル板においてアジュバント(免疫増強)効果が認められた。
以上のことは、『乳酸菌生成エキス』が老齢マウスにおいても腸管免疫を活性することを示唆している。
以上のことは、『乳酸菌生成エキス』が老齢マウスにおいても腸管免疫を活性することを示唆している。
キーワード > 基礎、in vivo、免疫、腸管免疫、パイエル板、アジュバンド
臨床研究
大腸ポリープ患者に対する乳酸菌生成エキス(大豆乳酸菌発酵抽出液)の効果
The effects of lactic acid bacteria-fermented soymilk extract on patients with colonic polyps
九州大学名誉教授 藤野 武彦 先生
日本食生活学会誌 Vol25 No1 (2014)
大腸ポリープ患者における『乳酸菌生成エキス』の摂取効果を、大腸ポリープ患者20例(有効解析例16例)を対象にした無作為抽出二重盲検比較試験により検証した。
その結果、『乳酸菌生成エキス』摂取群では、ポリープの消失・縮小が8例中5症例で確認されたのに対し、プラセボ摂取群ではポリープの消失・縮小は認められなかった。
その結果、『乳酸菌生成エキス』摂取群では、ポリープの消失・縮小が8例中5症例で確認されたのに対し、プラセボ摂取群ではポリープの消失・縮小は認められなかった。
キーワード > 臨床、in vivo、二重盲検試験、大腸ポリープ、縮小・消失
便秘傾向女性における乳酸菌生成エキスの排便症状改善効果
試験実施機関:生光会診療所/試験受託機関:株式会社ティーティーシー
便秘傾向女性における乳酸菌生成エキスの排便症状改善効果を、平均年齢30歳の女性7名による排便状況により調査した。その結果、摂取期間2週間の排便回数、排便量、排便日数は、ともに摂取前の前観察2週間と比べ有意に増加した(P<0.01)。よって『乳酸菌生成エキス』の摂取により、便通が改善することが確認された。
キーワード > 臨床、in vivo、便秘、便通改善、排便
血液中の腎不全進展因子の低下
東京女子医科大学 腎臓病総合医療センター 兼 付属青山自然医療研究所クリニック 准教授 川嶋 朗 先生
第49回 日本腎臓学会学術総会 ( 2006 ) にて発表
『乳酸菌生成エキス』飲用による血液中の腎不全進展因子への影響を維持透析患者4名の臨床にて検討した。
その結果、4名とも血中のインドキシル硫酸、BUN、Pが優位に低下した。
これは、『乳酸菌生成エキス』が腸管における尿毒素の産生を低下させていると考えられる。また透析患者におけるタンパク質代謝を改善している可能性を示しており、『乳酸菌生成エキス』の慢性腎不全の保存期に有用であると示唆された。
その結果、4名とも血中のインドキシル硫酸、BUN、Pが優位に低下した。
これは、『乳酸菌生成エキス』が腸管における尿毒素の産生を低下させていると考えられる。また透析患者におけるタンパク質代謝を改善している可能性を示しており、『乳酸菌生成エキス』の慢性腎不全の保存期に有用であると示唆された。
キーワード > 臨床、in vivo、腎不全、透析、インドキシル硫酸、インドール
妊婦における乳酸菌エキス飲用の効果
福岡県立大学 看護学部長 女性看護学/助産学 教授 佐藤香代 先生
日本母性衛生学会誌第52巻 第3号 2011 p135
『乳酸菌生成エキス』の妊婦における摂取効果を、妊婦18名による28項目のアンケート調査により検討した。
その結果、18名のうち便秘傾向の6名においては平均スコアが2増加し著しい改善がみられた。また28項目全スコアの総計が、便秘傾向の主婦で29、便秘でない主婦でも14増加した。
以上のことから、妊娠期における『乳酸菌生成エキス』の摂取は、便秘、及びその周辺症状の改善に効果が認められ、妊娠中のQOL(生活の質)向上に貢献する可能性が示唆された。
その結果、18名のうち便秘傾向の6名においては平均スコアが2増加し著しい改善がみられた。また28項目全スコアの総計が、便秘傾向の主婦で29、便秘でない主婦でも14増加した。
以上のことから、妊娠期における『乳酸菌生成エキス』の摂取は、便秘、及びその周辺症状の改善に効果が認められ、妊娠中のQOL(生活の質)向上に貢献する可能性が示唆された。
キーワード > 臨床、in vivo、妊婦、便秘、排便、便通、QOL、肌、冷え、美肌、モニター、アンケート
スポーツインストラクターにおける体感・アンケート調査からみた乳酸菌生成エキス摂取効果
(株)ビーアンドエス・コーポレーション (協力:日本マタニティビクス協会)
『乳酸菌生成エキス』摂取における体感的変化を、健康を自認する日本マタニティビクス協会のスポーツインストラクター女性88名、男性3名のアンケート調査により検討した。
1か月間の摂取により便秘改善を実感された方は70%、便臭改善が88%、放屁臭改善が84%、疲労感改善84%、肩こり改善58%、目覚めの改善67%、肌の調子改善78%という結果となった。
以上は『乳酸菌生成エキス』の摂取は重篤な症状を持たない方のQOL向上にも貢献する可能性を示唆している。
1か月間の摂取により便秘改善を実感された方は70%、便臭改善が88%、放屁臭改善が84%、疲労感改善84%、肩こり改善58%、目覚めの改善67%、肌の調子改善78%という結果となった。
以上は『乳酸菌生成エキス』の摂取は重篤な症状を持たない方のQOL向上にも貢献する可能性を示唆している。
キーワード > 臨床、in vivo、便通、排便、便秘、便臭、おなら臭、肌、美肌、モニター、QOL、アンケート
乳酸菌生成エキス使用による口腔内細菌数の変化
比嘉歯科医院 副院長 比嘉 貴子 先生
日本歯科東洋医学会第29回学術大会学会誌 p22
『乳酸菌生成エキス』摂取による、口腔内細菌の繁殖抑制効果について検討した。
その結果、乳酸菌生成エキス摂取群では有意にミュータンス連鎖球菌数(MS数)が減少し、齲蝕菌比率も低下し全症例において2%以下を示した。
以上から、『乳酸菌生成エキス』摂取は、口腔内のMS数を減少させ、齲蝕菌比率低下に貢献することを示唆している。
その結果、乳酸菌生成エキス摂取群では有意にミュータンス連鎖球菌数(MS数)が減少し、齲蝕菌比率も低下し全症例において2%以下を示した。
以上から、『乳酸菌生成エキス』摂取は、口腔内のMS数を減少させ、齲蝕菌比率低下に貢献することを示唆している。
キーワード > 臨床、in vivo、歯科、口腔、ミュータンス菌、虫歯、カリエスリスク
乳酸菌生成エキスの投与による腸内環境の変化が口腔内カリエスリスクに及ぼす影響
落合歯科医院 院長 落合 義徳 先生
第10回日本代替・相補・伝統医療連合会議(JACT)・第6回日本統合医療学会(JIM)合同大会2006にてポスター発表
乳酸菌生成エキス摂取による口腔内カリエスリスクの低減効果を、3名の唾液検査により検討した。
その結果、摂取後は3名中2名の方で、唾液緩衝能、唾液分泌量ともに高くなり、カリエスリスクは低下傾向となった。
以上は、『乳酸菌生成エキス』摂取が唾液の機能向上につながることを示唆している。
その結果、摂取後は3名中2名の方で、唾液緩衝能、唾液分泌量ともに高くなり、カリエスリスクは低下傾向となった。
以上は、『乳酸菌生成エキス』摂取が唾液の機能向上につながることを示唆している。
キーワード > 臨床、in vivo、歯科、口腔、歯科ヒト、カリエスリスク、唾液、虫歯
肌性状の変化からみた乳酸菌生成エキス摂取の評価
(株)ビーアンドエス・コーポレーション 八王子研究所
『乳酸菌生成エキス』飲用による「肌のキメ」改善効果を調べるため、幅広い年代層の健康な女性8名を対象にモニター試験を実施し、「肌のキメ」状態の変化を観察した。
その結果、被験者全員において飲用前と比べ「肌のキメ」に明らかな変化が認められた。特に飲用4ヶ月目では、キメを構成する皮溝がきれいに整い、キメ細やかな肌に変化している様子が観察された。
その結果、被験者全員において飲用前と比べ「肌のキメ」に明らかな変化が認められた。特に飲用4ヶ月目では、キメを構成する皮溝がきれいに整い、キメ細やかな肌に変化している様子が観察された。
キーワード > 臨床、in vivo、美容、美肌、肌のキメ、皮溝、モニター、ヒト、アンケート
美容関連因子のアンケート調査からみた乳酸菌生成エキス摂取の評価
大名町スキンクリニック 橋本 慎太郎 医師
『乳酸菌生成エキス』の美容に関する効果を、女性被験者75名の30日間摂取モニターテストにて検討した。
その結果、『肌のキメ』『保湿性』『ニキビ・吹き出物』『肌の弾力性』のスコアがいちじるしく向上(Fig.5.)した。また、便通など腹部症状関連項目も症状が重い方ほど向上した(Fig.7.)。
以上は、『乳酸菌生成エキス』の摂取が整腸作用に関連し、美容効果も高めることを示唆している。
その結果、『肌のキメ』『保湿性』『ニキビ・吹き出物』『肌の弾力性』のスコアがいちじるしく向上(Fig.5.)した。また、便通など腹部症状関連項目も症状が重い方ほど向上した(Fig.7.)。
以上は、『乳酸菌生成エキス』の摂取が整腸作用に関連し、美容効果も高めることを示唆している。
キーワード > 床、in vivo、美容、ニキビ、便通、排便、便秘、便臭、おなら臭、肌、美肌、モニター、アンケート
細菌性膣症に対するecological treatmentの効果
ロマリンダクリニック 院長 富永 國比古 先生
日本性感染症学会誌 第18巻 第2号 2007 p67
『乳酸菌生成エキス』(LC16)の経膣投与による細菌性膣症の改善効果を、4種の治療法により比較検討した。
その結果、LC16使用群は、帯下量、におい、膣内phともに他の治療法より低減した。
以上により、『乳酸菌生成エキス』(LC16)の経膣投与は、細菌性膣症の治療において、高い改善効果があることが示唆された。
その結果、LC16使用群は、帯下量、におい、膣内phともに他の治療法より低減した。
以上により、『乳酸菌生成エキス』(LC16)の経膣投与は、細菌性膣症の治療において、高い改善効果があることが示唆された。
キーワード > 臨床、in vivo、膣、膣内ph、LC16、ヒト、細菌性膣症
乳酸菌生成エキスの飲用による腸内ビフィズス菌の増殖効果
㈱ビーアンドエス・コーポレーション 八王子研究所まとめ
『乳酸菌生成エキス』飲用による、腸内ビフィズス菌および腸内細菌の量的な変動を、被験者の飲用前後の糞便から抽出したDNAを用いて解析した。また腸内環境の指標として糞便中の有機酸含有量も解析した。
その結果、全ての被験者で単位糞便量(1g)あたりのビフィズス菌数、総DNA含有量、および酢酸含有量が有意(P<0.05)に増加していることが確認された。
その結果、全ての被験者で単位糞便量(1g)あたりのビフィズス菌数、総DNA含有量、および酢酸含有量が有意(P<0.05)に増加していることが確認された。
キーワード > 臨床、in vivo、腸内細菌、ビフィズス菌、ヒト、有機酸、酢酸、DNA、糞便、